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PickBox.
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オンライン学術講演会(回想:Part4)

オンライン学術講演会

おはようございます。Yukouです。
BLOGの方を少しづつアップしています。いつの間にかPart4になりました。

本日は、本サービス(PickBox)を立ち上げる起源(Part4)です。
かなり大きめの1,000名以上が3日間参加する学術講演会のオンライン化についてです。
コロナ渦ピーク時、現在はハイブリット運用ということで継続しています。

どんな経緯から?

もともとは学会運営(東京本部)している団体様のホームページやプロモーションサイトの構築を対応していた中で、年1回の学術講演会をどうしたらよいかという相談から対応することになりました。

正直、機能を含め過去最大の要件があり、試行錯誤を繰り返したことを覚えています。

参加する企業・研究機関の意向もあり、オンライン視聴ツールとして、「Webex」を利用しました。

どんなことをしたの?

  1. LP制作を行いオンライン講演会の各種情報を掲載すること。
  2. 無料会員・有料会員で受付登録を行えるようにする。
  3. ユーザ毎のマイページを用意する。
  4. 会員登録情報のデータベース化を実施する。
  5. 個人ベースのマイページへのログイン情報を受付時に配信する。
  6. 有料会員については請求書をPDFで自動発行する。
  7. LP内掲載プログラム一覧に各セッション単位に分離しwebexの参加URLから各セッションの講演会に参加できる。
  8. 限定された場所からの参加者情報の閲覧・編集・CSVダウンロードを実装する。
  9. ログイン・非ログインでの表示制御を実施する。
  10. その他 運営に必要な管理機能を実装する。
  11. 研究者の論文を投稿管理できる仕組みを実装する。
  12. 同時間帯(講演会開始時)に1,000ユーザが全国からログインすることを想定する。

UI/UXデザイナーの意向で、LPサイトのデザインから違和感がない形でで各種システムを利用。
LPとシステムのデザイン統一必須。

など、かなり大規模なWEBシステムの構築となりました。ベースとして今まで開発してきたシステムを流用しながらこつこつ実装。

サービスインの結果は?

基本的には全ロジック動き、一部の利用環境(IE6利用者・特殊なネットワークからの参加者)を除き、一連の動作は実施できました。都度依頼主と細かい仕様をZOOMで確認しながらすすめたため、実装段階では苦労もありましたが、サービスイン後はほぼ自動化され、特に問題なく講演会を実施できました。

どんな効果があった?

リアル開催時は、基本電話・FAX・メールでの受付が混在していた中、今回はオンライン開催のため受付のフォーム化・データベース化は台帳管理の観点で単純業務の軽減につながったと思います。

また、マイページのログイン情報を自動発行し、会員・非会員向けに情報配信できた点、請求書の自動PDF化・発行など、講演会運営全体のフローを自動化できた点はよかったと思います。(個人の感想です。)

次年度はハイブリット運用での依頼もあったため、一定の成果があったと考えています。

心配したことは?

講演会開始時間にマイページログインするユーザがピークに達することから、サーバダウンが最大の不安材料でした。サーバダウンすると講演会ができないということになるため、サーバスペックをどの設定にするか非常に悩みました。

1,000名程度のオンライン講演会の対応案件のおはなしでした。
PickBoxを始めるにあたり、この案件は講演会全体の流れをシステム化したことから、過去3回で紹介した案件と比べ、達成感と自信をもらえた貴重な業務でした。

この段階で、現在まで対応してきた類似案件含め、各機能を分離しいろいろなシーンで各機能を再利用できるような仕組みが必要と思い、機能分離を進めていました。

それではまた。

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