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住宅ローン控除申告予約受付(回想:Part1)

はじめまして。Yukouです。
BLOGの方を少しづつアップしていきます。


本日は、本サービス(PickBox)を立ち上げる起源になりました某市町村の事例を紹介します。
コロナウィルスが騒がれる直前で、密を防ぐとかそういう目的はない時でした。この対応をしたことがコロナ渦の時の資産になり、運が良かったと思います。

住宅ローン控除申告予約受付

どんな経緯から?

某市町村から、住宅ローン控除申告についてのチラシ制作の依頼で営業マンがお伺いしたところ、
数百件程度の対象者(申告者)に対して、申告前の事前面談が必要で最終的に面談台帳が必要というところから、予約システムを構築してみることになりました。

規模感も正直担当者・私もよくわからず….(今考えると怖い感じもします。)
当時、公的機関からのネットワーク構築やシステム移管のご依頼があり、周りの協力もあり、運良く納品できたこともあり、ある程度まかせてもらえた気はしています。

全体の設計からサーバ・プログラム・インタフェースなどほぼひとりで実装したのを覚えています。(今考えるとちょっと大変だったかも。)

どんなことをしたの?

  1. どのような予約受付なのかを説明するWEBサイト(LP)を構築する。
  2. ローン控除対象なのかの事前アンケートを実施する。
  3. ローン控除受付日程に対して予約枠を設けフォームへ誘導する。
  4. フォームから申告者の情報を収集しデータベースに登録する。
  5. 電話受付時も管理者が申告者の情報を入力・登録できるようにする。
  6. 登録された申告者情報を庁内の限定されたネットワークからCSV出力する。

クラウドサービスやGoogleFormなどで無料の範囲でできそうな感じもしますが、事前に申告者に内容を確認してもらえるWEBサイトの制作と事前アンケート通過から予約する流れは、当時無料対応できるものがなかった気がします。

サービスインの結果は?

当部署でも初めての試みということもあり、リリース時間ギリギリまで表現などを修正した気がしますが、
ただ、双方重要なポイントについては、念入りにチェックしてきたので特段問題なく稼働し、リリース日にニセコに打ち合わせに行くことができたことを覚えています。

どんな効果があった?

過去手書き申請・電話申請・FAX申請など担当者が最終的にデータ整理しないと行けない部分をシステム化がほぼでき、申告対象者資格者の制限、予約人数の制御作業、データ入力の軽減などが一元化された印象があります。
次年度以降、毎年使ってもらっているのでそれなりのパフォーマンスがあるシステムとなった感想です。(満足度調査等していないので個人感想とします。)

心配したことは?

公開直後に一気に登録者がくることを想定していたため、サーバ負荷によるサービスダウンが一番心配でした。
当初のシステム負荷の見積もりが運良く適正値ということもあり、特段問題なかったことは幸運でした。

無料のクラウドサービスでは、業務を一元的に管理することが少々難しい対応案件のおはなしでした。
PickBoxを始めるにあたり、この業務経験は非常に貴重なものと今は認識しています。

それではまた。

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